実は、エッセンシャルオイルの成分が、精神面にも影響があることをご存知ですか?
エッセンシャルオイルの持つ成分にはリフレッシュ、リラックスなどの作用があります。
香りや成分によって作用は異なりますが、今回はコミュニケーション力をアップさせるために役立つエッセンシャルオイルをご紹介します。
香りの力を使って、人間関係や仕事に必要なコミュニケーションスキルをサポートしましょう。
<目次>
1. アロマを使う前に知っておきたいこと
・エッセンシャルオイル
・ブレンドオイル
2. コミュニケーション力アップにおすすめのアロマの香り3選
・フランキンセンス
・ネロリ
・オレンジ・スイート
3. アロマ×アーユルヴェーダで考えるコミュニケーション力アップの秘訣
4. エッセンシャルオイルを使用する際の注意事項
5. まとめ 〜アロマの香りで、コミュニケーション力を高めましょう〜
1.アロマを使う前に知っておきたいこと
2種類のアロマオイルについてご説明します。
・エッセンシャルオイル
エッセンシャルオイルは精油とも言われ、植物から抽出されたアロマの原液です。
刺激が強いので肌に直接使用することはできません。
また、エッセンシャルオイルは価格の幅が広く、香りによって大きく違います。(約1000円〜10000円)
(なせ、香りによって価格が違うのか?)
エッセンシャルオイルの価格は、かおりの原料の価格によって変動します。
最高級品と言われるダマスクローズ精油は1滴のオイルを抽出するために70輪のバラが必要となります。原料のバラが高価なため、エッセンシャルオイルは、かなりの高値となります。
一方で、レモングラス精油は、50kg葉から1kgのオイルが抽出されます。
・プレンドオイル
ブレンドオイルは数種類のエッセンシャルオイルがブレンドされたもの、
エッセンシャルオイルを薄めたもの、用途もそれぞれに違います。
価格の安すぎるもの(500円以下)は化学物質などがブレンドされている可能性があります。
購入される場合には、内容成分と用途をしっかりと確認されることをお勧めします。
2. コミュニケーション力アップにおすすめのアロマの香り3選
フランキンセンス
心に平静をもたらし穏やかに高揚させることで、不安を和らげ前向きな気持ちにします。プレゼンテーションなど、人前に立つときにもおすすめです。アロマディフューザーなどを使って芳香浴で香りを楽しみましょう。
皮膚を活性化してハリを持たせるので、シワやたるみ予防にもおすすめです。スキンケアなどでも活用しましょう。
また、フランキンセンスの香りは古代から薫香として、宗教儀式に用いられていました。
ネロリ
「ビターオレンジ」とも言われるネロリのエッセンシャルオイルは、気分を明るくしてやさしい気持ちを育み、ストレスや緊張を和らげて身体のバランスを整えます。
ネロリが持つ、自信や強さをもたらす作用は、コミュニケーションを高めるために重要なものです。
また、ネロリの精油はたくさんの花からわずかな量しか採れないとても貴重なエッセンシャルオイルです。
オレンジ・スイート
神経の緊張を緩めてリラックスさせ、ストレスによるイライラや不眠の解消にも役立ちます。
暗く落ち込んだ心をあたため、明るく前向きな気持ちにしてくれます。
また、食欲を増進させることから、消化器の働きを整えて活性化させます。
3. アロマ×アーユルヴェーダで考えるコミュニケーション力アップの秘訣
「アーユルヴェーダ」とは
約5千年前から、古代インドで伝えられた世界最古の伝統医学といわれています。心身の状況を把握して、自己の調和をし、健康回復の助けとなります。
アーユルヴェーダで用いられる「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という3つの性質があり、それぞれに特徴があります。
まず、自分がどの性質に当てはまるかを把握しましょう。日によって性質が変動したり、複数の性質を持っている場合もあります。
3つの性質その1「ヴァータ」
「空」と「風」のエネルギーが合わさった性質です。上空をふわふわ漂う風のようなイメージです。
ヴァータの持つ特徴
・行動的
・順応性が高い
・機敏
・不安
・緊張
・衝動的
3つの性質その2「ピッタ」
「火」と「水」のエネルギーが合わさった性質です。燃える火を水で調節するようなイメージです。
ピッタの持つ特徴
・情熱的
・リーダー的
・チャレンジ精神
・怒りっぽい
・批判的
・完璧主義
・見栄っ張り
3つの性質その3「カパ」
「水」と「地」のエネルギーが合わさった性質です。大地が水によってしっかり固まり、地に足のついたような落ち着いたイメージです。
カパの持つ特徴
・献身的
・辛抱強い
・落ち着き
・こだわる
・保守的
・鈍感
アーユルヴェーダ的、コミュニケーションを高める秘訣
全ての性質を持つ人、2つの性質を持つ人、一つの性質を強く持つ人など、持つ性質のバランスはさまざまです。また、季節や時間帯などの影響でも性質が変動します。
コミュニケーション力を高めるためには、まず今の状況を「把握」することから始めます。
過剰になっている性質を抑えるなど、自己をコントロールすることで、より快活なコミュニケーションをとることができます。
過剰な性質をコントロールするためにおすすめのアロマ
・ヴァータを抑えるアロマ
メチバー、サンダルウッド、ラベンダー、ベンゾインなど
・ピッタを抑えるアロマ
ペパーミント、ラベンダー、カモミールローマンなど
・カパを抑えるアロマ
ティートゥリー、ユーカリ、ジュニパーなど
4. エッセンシャルオイルを使用する際の注意事項
・ご使用のエッセンシャルオイルで皮膚や体の異常を感じた場合は、直ちに使用をやめましょう。
・エッセンシャルオイルは原液のため、濃度が高いエキスです。直接皮膚に触れないようにしましょう。
・基本的にエッセンシャルオイルは飲用できません。
・妊娠中のエッセンシャルオイルの使用には注意が必要です。医師へ相談のもと、使用可能なオイルを確認しましょう。
・柑橘系のエッセンシャルオイルの使用には注意が必要です。皮膚についた状態で紫外線を浴びると「光毒性」という、皮膚がダメージを受ける可能性があります。
5. まとめ 〜アロマの香りで、コミュニケーション力を高めましょう〜
コミュニケーション力を高めるために、自分の特徴を知ることから始めましょう。そして、自分に必要な性質を知り、必要なアロマを用いて、コミュニケーション力アップへと役立てましょう。
人間関係や、会社でのプレゼンテーションにも活用できるアロマの香りで、コミュニケーション力を高めましょう。